伝統文様が織り成す、手織絨毯の逸品 ❀

miyabi_7アスワンの「雅(みやび)」は、能装束や蒔絵、小袖などにあしらわれた意匠を手織絨毯に再現したシリーズです。日本に古くから伝わるこれらの意匠は、春夏秋冬、移り変わる自然を愛し、その中で生きた日本人が持つ独特の美的センスから生まれたものです。美しい文様を大胆に、あるいは繊細にアレンジし、落ち着いた現代性をみせた手織絨毯をぜひご愛用ください。

上段:左 流水紅葉草花(りゅうすいもみじくさばな)
江戸時代の友禅染の小袖からモチーフを選びました。力強い朱の雲に女郎花、桔梗、紅葉、観世水(流水の文様)を配した、驚くほど大胆な構図です。手織の緻密さと立体的なカービング加工の繊細さが魅力。
組成:ウール、シルク、 パイル長:約7ミリ

上段:中 水面桜(みずもにさくら)
水面に見事な絵模様を繰り広げる桜の花弁を、現代絵画的な構図で仕上げました。伝統を誇る手織技術と立体的なカービング加工が、清楚でかつ劇的な意匠との妙を見出していただけることでしょう。
組成:ウール、シルク、 パイル長:約7ミリ

上段:右 月と桔梗(つきとききょう)
江戸時代の能装束から選び出した意匠。生い茂る夏草に咲き揃う桔梗、そして天空にまろやかな姿を覗ける月。繊細にして大胆、幽玄にして華麗。自然と共に生き抜いた日本人ならではの美の独断場が窺えます。
組成:ウール、シルク、 パイル長:約7ミリ

下段:左 紅白梅枝丸(こうはくばいえだまる)
端正で優美な鶯宿梅蒔絵野弁当箱の意匠を、シンプルに大胆にアレンジ。繊細な枝ぶりのからみと、素直な梅の花弁の対比に、当時の日本人の美的世界を垣間見るようです。 鮮やかな花紺地が優美さを添えます。
組成:ウール、シルク、 パイル長:約7ミリ

下段:中 桜海(おうかい)
古来より家具や調度品、意匠にも多く用いられてきたモチーフです。あでやかな盛春を告げる桜の花、うねうねと未来へ広がる大海原。いずれもが如何なる時にも、日本人の興趣を誘ってやみません。
組成:ウール、シルク、 パイル長:約7ミリ

下段:右 観世水花丸紋(かんぜすいはなまるもん)
能装束として用いられた意匠から表現。元は平安時代から衣装や調度品によく使われた円紋で、梅、桜、菊、紅葉、牡丹の花々を画面を引き締めるようにあしらった観世水と共に高雅な雰囲気があります。
組成:ウール、シルク、 パイル長:約7ミリ

松本 由美子

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