ヨーロッパの人たちは、季節によってカーテンを掛け替えて、
ぴったりのカーテンを楽しんだり、お部屋の気分転換をしているそう
です。カーテンと季節は、ただ変化を楽しむだけでなく、保温断熱性
を調節するのがポイント。春は風通しの良い薄手のカーテン、夏は冷
房効果を逃がさず、外の熱を入れない断熱性の高いもの、と考えて
おけば、省エネ効果もあるのです。秋冬は保温性の高い厚手のカー
テンに。これに色を合わせて、春の黄色やグリーン、夏のブルー、秋の茶系、冬には暖かな赤味を持ってくる
と、日本らしい四季の楽しさも満喫できます。
保温断熱性を重視するなら、カーテンレールも両端が壁側にカーブしたラウンドタイプにしておけば、夏冬に透
き間を防いで冷暖房の効果が高まります。
春秋のカーテンは少しだけ幅を短めにすれば、ラウンド部分にカーテンがかからず、風通しが良くなります。
松本 由美子